MBTI×シングルス練習法:タイプ別トレーニングメニュー

テニス
  1. 練習が続かないのは、性格のせいかもしれない
  2. 4つのグループで練習法を変える
    1. 論理型(NT型):目的と数値で動く
    2. 感覚型(SP型):楽しさと瞬発力で動く
    3. 計画型(SJ型):ルーチンと安定で動く
    4. 直感型(NF型):意味とビジョンで動く
  3. ① 論理型(NT型)の練習法
    1. 分析的・理屈重視 → ドリルの目的を明確化する
    2. 練習の組み立て方
    3. 具体的な練習メニュー
    4. なぜ効果的か
    5. 注意点
  4. ② 感覚型(SP型)の練習法
    1. 楽しさ・瞬発感重視 → ランダム要素を入れる
    2. 練習の組み立て方
    3. 具体的な練習メニュー
    4. なぜ効果的か
    5. 注意点
  5. ③ 計画型(SJ型)の練習法
    1. 安定・手順重視 → 繰り返しで上達する型
    2. 練習の組み立て方
    3. 具体的な練習メニュー
    4. なぜ効果的か
    5. 注意点
  6. ④ 直感型(NF型)の練習法
    1. イメージ重視 → 成功体験を強く意識する
    2. 練習の組み立て方
    3. 具体的な練習メニュー
    4. なぜ効果的か
    5. 注意点
  7. ⑤ タイプ別「モチベーション維持のコツ」
    1. NT型(論理型):データの成長曲線を可視化
    2. SP型(感覚型):練習仲間との競争要素を入れる
    3. SJ型(計画型):ルーティンを守る安心感
    4. NF型(直感型):ビジョン(理想像)を共有する
  8. タイプ別練習法・実践チェックリスト
    1. NT型(論理型)のチェックリスト
    2. SP型(感覚型)のチェックリスト
    3. SJ型(計画型)のチェックリスト
    4. NF型(直感型)のチェックリスト
  9. まとめ:自分に合った練習法で、上達を加速させる

練習が続かないのは、性格のせいかもしれない

「練習が続かない」「集中が切れる」「モチベーションが上がらない」

こんな悩み、ありませんか?

実は、これはあなたの性格タイプに合っていない練習をしているからかもしれません。

前回の第29話で、MBTI 16タイプそれぞれのシングルス戦略を学びました。

今回は、その続編です。タイプ別に最適な練習法を紹介します。

性格特性を理解すれば、最も効率的に練習を組み立てられます。そして、練習が楽しくなり、上達が加速します。

4つのグループで練習法を変える

MBTIの16タイプは、練習法の視点で4つに分類できます。

論理型(NT型):目的と数値で動く

  • INTJ、INTP、ENTJ、ENTP
  • 「なぜこの練習をするのか」が明確でないと集中できない
  • 数値目標やデータで成長を実感したい

感覚型(SP型):楽しさと瞬発力で動く

  • ISTP、ISFP、ESTP、ESFP
  • 単調な反復練習は苦手
  • ゲーム性や競争要素があると集中が続く

計画型(SJ型):ルーチンと安定で動く

  • ISTJ、ISFJ、ESTJ、ESFJ
  • 決まったメニューを繰り返すことで上達する
  • 型の精度を磨くことに喜びを感じる

直感型(NF型):意味とビジョンで動く

  • INFJ、INFP、ENFJ、ENFP
  • 「なぜこの練習が必要か」の意味が分からないとやる気が出ない
  • 理想の自分をイメージすることでモチベーションが上がる

それでは、各タイプに最適な練習法を、具体的に見ていきましょう。

① 論理型(NT型)の練習法

分析的・理屈重視 → ドリルの目的を明確化する

論理型タイプは、「なぜこの練習をするのか」が分からないと、集中できません。

逆に、目的が明確になれば、誰よりも集中して取り組みます。

練習の組み立て方

原則:目的 → 方法 → 検証

  1. 目的を明確にする
  • 「今日はクロスラリーの安定性を上げる」
  • 「バックハンドの深さを改善する」
  1. 方法を具体化する
  • 「クロスラリー100本、ミス5本以内」
  • 「ベースラインから1メートル以内に80%入れる」
  1. 検証する
  • 練習後に数値を記録
  • 「今日は100本中95本成功。先週より5本改善」

具体的な練習メニュー

メニュー①:数値目標クロスラリー

  • クロスラリーを100本続ける
  • ミスは5本以内が目標
  • 達成したら、次は150本にチャレンジ

メニュー②:コース精度ドリル

  • ベースラインのコーナー(30cm四方)を狙う
  • 10本打って、何本入るか記録
  • 目標は10本中8本成功

メニュー③:パターン練習(分析型)

  • 「クロス2本 → ストレート1本」のパターンを20セット
  • ミスは3セット以内
  • パターンの成功率を記録

なぜ効果的か

論理型タイプは、「成長が数値で見える」ことに喜びを感じます。

「先週は10本中6本だったけど、今週は8本になった!」という具体的な成長が、モチベーションになります。

第14話「試合後の振り返りノート術」で学んだ記録の重要性を、練習にも応用するのです。

注意点

「完璧主義」に陥らない

論理型タイプは、目標を達成できないと、自分を責めがちです。

でも、テニスは確率のスポーツです。100%成功することはありません。

目標は「80%成功」くらいに設定し、達成感を感じやすくしましょう。

② 感覚型(SP型)の練習法

楽しさ・瞬発感重視 → ランダム要素を入れる

感覚型タイプは、単調な反復練習が苦手です。

「またクロスラリー?飽きた…」となりがちです。

逆に、ゲーム性や競争要素があると、驚くほど集中します。

練習の組み立て方

原則:変化 → 競争 → 楽しさ

  1. ランダム要素を入れる
  • 同じショットを繰り返さない
  • 球出しのコースをランダムにする
  1. 競争要素を入れる
  • 練習相手とポイント制にする
  • 「先に10ポイント取った方が勝ち」
  1. 試合形式を多用
  • ドリルより、実戦練習
  • 短いセット(4ゲーム先取)を多くこなす

具体的な練習メニュー

メニュー①:ランダム球出しドリル

  • コーチ(または練習相手)が、ランダムなコースに球出し
  • フォア、バック、浅い、深い、高い、低い…すべてランダム
  • 「次はどこに来るか分からない」緊張感が集中を生む

メニュー②:ポイント制クロスラリー

  • クロスラリーを続ける
  • ミスした方が−1点、ウィナーを打った方が+2点
  • 先に10点取った方が勝ち
  • ゲーム性があるので、飽きない

メニュー③:3球目攻撃ドリル(実戦型)

  • サーブ → リターン → 3球目で攻撃
  • 3球目でポイントを決めたら+1点
  • ラリーが5球以上続いたら−1点
  • 「3球目で決める」という明確な目標が、集中を生む

メニュー④:短いセット練習

  • 4ゲーム先取のセット
  • 短い試合を何度も繰り返す
  • 集中力が途切れる前に終わるので、最後まで集中できる

なぜ効果的か

感覚型タイプは、「今この瞬間」に集中します。

長い目標(「3ヶ月後に上達する」)より、短い目標(「このポイントを取る」)の方が、やる気が出ます。

第13話「ゲーム・ベースド・アプローチ」で学んだように、試合形式の練習が最も効果的です。

注意点

「基礎練習も忘れずに」

感覚型タイプは、楽しい練習ばかりに偏りがちです。

でも、基礎練習(クロスラリー、深いボールの練習)も重要です。

週に1〜2回は、地味な基礎練習も取り入れましょう。

③ 計画型(SJ型)の練習法

安定・手順重視 → 繰り返しで上達する型

計画型タイプは、決まったメニューを繰り返すことで上達します。

「毎週同じ練習」でも、全く飽きません。むしろ、安心します。

練習の組み立て方

原則:ルーチン → 反復 → 精度向上

  1. 固定メニューを作る
  • 「毎週火曜日はクロスラリー、木曜日はボレー練習」
  • ルーチンを崩さない
  1. 反復で型を磨く
  • 同じショットを何度も打つ
  • フォームの精度を上げる
  1. 記録をつける
  • 「今週はクロスラリー100本中、ミス3本」
  • 先週より良くなっているか確認

具体的な練習メニュー

メニュー①:固定パターン練習

  • 毎週同じメニューを繰り返す
  • 例:「クロスラリー100本 → ストレート50本 → ボレー50本」
  • ルーチンが安心感を生む

メニュー②:フォーム反復ドリル

  • 球出しで、同じフォームを何度も繰り返す
  • フォアハンド50本、バックハンド50本
  • 型の精度を磨く

メニュー③:深さコントロール練習

  • ベースラインから1メートル以内に入れる練習
  • 毎回同じ深さを狙う
  • 安定性を上げる

メニュー④:決まった時間に練習

  • 「毎週火曜日19時〜20時」など、固定スケジュール
  • 時間が決まっていると、続けやすい

なぜ効果的か

計画型タイプは、「安定」と「予測可能性」を好みます。

「今日は何をするか分からない」という状況は、ストレスです。

逆に、「今日はいつものメニュー」という安心感があると、集中できます。

第12話「スクールに通うだけでは上達しない」で学んだように、自主練習のルーチンを作ることが重要です。

注意点

「柔軟性も忘れずに」

計画型タイプは、ルーチンに固執しすぎることがあります。

でも、試合では予測不可能なショットが来ます。

月に1〜2回は、ランダムな球出しや試合形式の練習も取り入れましょう。

④ 直感型(NF型)の練習法

イメージ重視 → 成功体験を強く意識する

直感型タイプは、「なぜこの練習が必要か」の意味が分からないと、やる気が出ません。

逆に、「この練習をすれば、理想の自分に近づける」とイメージできれば、驚くほど集中します。

練習の組み立て方

原則:ビジョン → イメージ → 実践

  1. 理想の自分をイメージする
  • 「こんなプレーヤーになりたい」
  • 「こんなショットを打ちたい」
  1. そのために必要な練習を考える
  • 「理想のフォアハンドを打つには、どんな練習が必要?」
  1. 成功体験を強く意識する
  • 「今日、理想のショットが1本打てた!」
  • 小さな成功を喜ぶ

具体的な練習メニュー

メニュー①:理想のプレーヤーをイメージするドリル

  • 憧れのプロ選手をイメージ
  • 「フェデラーのフォアハンドを真似する」
  • イメージが明確だと、集中できる

メニュー②:成功体験を記録する

  • 「今日、会心のショットが打てた瞬間」を記録
  • 「バックハンドのダウンザラインが決まった!」
  • 小さな成功を積み重ねる

メニュー③:ストーリー型練習

  • 「試合の大事な場面」を想定
  • 「5-5、40-40。ここで決めるショットを打つ」
  • ストーリーがあると、集中できる

メニュー④:音楽を使った練習

  • 好きな音楽を聴きながら練習
  • リズムに乗って、気持ちよく打つ
  • 感情が乗ると、集中できる

なぜ効果的か

直感型タイプは、「意味」と「ビジョン」を重視します。

「なぜこの練習をするのか」が明確でないと、やる気が出ません。

でも、「この練習をすれば、理想の自分に近づける」とイメージできれば、誰よりも情熱的に取り組みます。

第11話「自立のスポーツ」で学んだように、自分で目標を設定し、自分で練習を組み立てることが重要です。

注意点

「現実とのギャップに落ち込まない」

直感型タイプは、理想が高すぎて、現実とのギャップに落ち込むことがあります。

「理想のショットが全然打てない…」と自信を失いがちです。

でも、上達には時間がかかります。小さな成功を喜び、長い目で見ましょう。

⑤ タイプ別「モチベーション維持のコツ」

練習を続けるには、モチベーションの維持が重要です。

タイプごとに、モチベーションの源泉が違います。

NT型(論理型):データの成長曲線を可視化

モチベーションの源泉:成長の実感

論理型タイプは、「成長が見える」ことがモチベーションになります。

具体的な方法

  • エクセルやノートで、練習記録をつける
  • 「クロスラリーの成功率」「サーブの確率」などを記録
  • グラフにして、成長曲線を可視化
  • 「3ヶ月前より10%改善した!」という数値が、やる気を生む

おすすめツール

  • エクセルのグラフ機能
  • テニスアプリ(SwingVision、Tennis Keeperなど)
  • 第14話「試合後の振り返りノート術」を活用

SP型(感覚型):練習仲間との競争要素を入れる

モチベーションの源泉:楽しさと刺激

感覚型タイプは、「今が楽しい」ことがモチベーションになります。

具体的な方法

  • 練習仲間とポイント制で競争
  • 「今月、誰が一番練習したか」ランキング
  • 練習後に一緒に食事に行く
  • 楽しい雰囲気が、続けるエネルギーになる

おすすめの仕組み

  • グループLINEで「今日の練習報告」
  • 月末に「練習回数ランキング」発表
  • 1位には「ご褒美」(みんなでランチをおごる、など)

SJ型(計画型):ルーティンを守る安心感

モチベーションの源泉:習慣と安定

計画型タイプは、「いつもと同じ」ことがモチベーションになります。

具体的な方法

  • 固定スケジュールを作る
  • 「毎週火曜日19時〜20時」など、曜日と時間を決める
  • ルーティンを崩さない
  • 「今週も練習できた」という安心感が、続けるエネルギーになる

おすすめの仕組み

  • カレンダーに「練習日」を書き込む
  • 練習に行けた日に、カレンダーにシールを貼る
  • 「10回連続で練習に行けた!」という達成感

NF型(直感型):ビジョン(理想像)を共有する

モチベーションの源泉:意味と目的

直感型タイプは、「なぜ練習するのか」の意味がモチベーションになります。

具体的な方法

  • 「理想のプレーヤー像」を明確にする
  • 「1年後、こんな選手になりたい」という目標を書く
  • 練習仲間と「理想のテニス」を語り合う
  • ビジョンが明確だと、続けるエネルギーになる

おすすめの仕組み

  • ノートに「理想のプレーヤー像」を書く
  • 憧れのプロ選手の写真を貼る
  • 練習前に「今日はこれを身につける」と宣言
  • 意味を感じることが、モチベーションになる

タイプ別練習法・実践チェックリスト

自分のタイプに合った練習ができているか、チェックしてみましょう。

NT型(論理型)のチェックリスト

  • [ ] 練習の目的が明確になっている
  • [ ] 数値目標を設定している
  • [ ] 練習記録をつけている
  • [ ] 成長が数値で見えている
  • [ ] データを分析している

SP型(感覚型)のチェックリスト

  • [ ] 練習にゲーム性がある
  • [ ] ランダム要素が入っている
  • [ ] 競争相手がいる
  • [ ] 試合形式の練習が多い
  • [ ] 楽しいと感じている

SJ型(計画型)のチェックリスト

  • [ ] 固定スケジュールがある
  • [ ] 毎週同じメニューを繰り返している
  • [ ] ルーチンが決まっている
  • [ ] 反復練習を続けている
  • [ ] 安心感がある

NF型(直感型)のチェックリスト

  • [ ] 理想のプレーヤー像が明確
  • [ ] 練習の意味が分かっている
  • [ ] 成功体験を記録している
  • [ ] ビジョンに向かっている感覚がある
  • [ ] 練習が楽しい、または意味がある

まとめ:自分に合った練習法で、上達を加速させる

練習が続かないのは、あなたの性格に合っていない練習をしているからです。

自分のタイプを知り、自分に合った練習法を選べば、上達は加速します。

あなたは、どのタイプですか?

まだ診断していない方は、第15話で紹介したMBTI診断を受けてみましょう。

そして、自分のタイプに合った練習法を、今日から実践してみてください。

練習が楽しくなり、上達が実感できるはずです。

これで、第8部「シングルス完全攻略シリーズ」は完結です!

第26話から第30話まで、シングルスの本質、戦術、性格別戦略、練習法を学びました。

これらを実践すれば、あなたのシングルスは確実に進化します。

次回からは、新しいテーマでお会いしましょう。お楽しみに!

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