「準備」と「判断」で観ると何倍も面白い見どころ解説
初日に続いて、2日目(1/19)の男子シングルスでも、実力者同士だけでなく、戦術の違いがくっきり現れるカードが揃いました。
ここでは、「ショットではなく準備と判断を見る」という観戦法を前提に、ピックアップカードのポイントをやさしく解説します。
🧩 見どころカード①
F.オジェ=アリアシム(7) vs N.ボルヘス
このカードは
- “準備の質”
- “判断の落ち着き”
がとても観やすい試合です。
🔎 観るべきポイント
✔ オジェ=アリアシムのボールの入り方
7シードの彼は、打つ前に体とラケットをどうセッティングしているかが安定の軸。ここが乱れるとミスが増えます。
✔ ボルヘスの”待ちの時間”の使い方
相手が攻めてくる瞬間、どのタイミングで守備から攻撃に切り替えるかという判断がポイント。
👉 初心者の方は「一拍待ってから打っているか」で見てみると、選手同士の差が分かります。
🧩 見どころカード②
D.メドベージェフ(5) vs J.デ・ヨング
三度のオーストラリアオープン決勝経験があるメドベージェフの”タフさ”と、若手のデ・ヨングの”勢い”のぶつかり合い。
🔎 観るべきポイント
✔ メドベージェフの足の準備スピード
粘り強い選手ほど、打つ準備が早い。足の向き・体の立て直し方を観ると、勝ちパターンが見えてきます。
✔ デ・ヨングの攻めどころの判断
どの球でスピードアップするか、どの球で守るか——ここが勝負の分かれ目です。
👉 ただ打ち合いを追うのではなく、“どこで勝負を仕掛けているか”に注目しましょう。
🧩 見どころカード③
L.ティエン(25) vs M.ギロン
この対戦は“型の違い”で観ると面白い試合です。
🔎 観るべきポイント
✔ ティエンの浅い球への対応
浅い球を打たれたとき、その後どのポジションに戻しているか。
✔ ギロンの余裕のある瞬間/ない瞬間
早めに体を立て直しているときと、遅れているときの判断の差を見ると、「勝ちにいく準備力」が分かります。
👉 初心者は「振り回している選手」ではなく、「振り回されていない瞬間」を観てみてください。
🧩 見どころカード④
A.デミノール(6) vs M.マクドナルド
ロッド・レーバー・アリーナの昼の目玉カード。
地元期待のデミノールと、ショットのキレがあるマクドナルド。
🔎 観るべきポイント
✔ デミノールの戦況判断
優位な展開で守備に入らず、どこで攻めに変えるか。
✔ マクドナルドの返球の意図
単なる返球ではなく、「次の球につなげる返し方」かどうか。
👉 2日目でも“守る判断=次の攻撃につなげる準備”を見ることが観戦の鍵です。
🧩 見どころカード⑤
C.ルード(9) vs M.ベルッチ
経験値の高さが光るルードと、落ち着いたベルッチの対戦。
🔎 観るべきポイント
✔ ルードの一歩目と重心の位置
これは“準備の質”そのものです。
✔ ベルッチのリズムづくり
不利な状況からどうラリーを整えていくか——そのプロセスを観ると面白さ倍増。
👉 どちらがペースを握るかだけでなく、握る前の整え方と判断のタイミングを見るのがおすすめ。
🧠 2日目の大きなテーマ
Day1が「ショットそのものの迫力」で観ると面白い日だったとすれば、
Day2は「準備と判断の差」がだんだんスコアに出てくる日。
つまり、
- どちらが先に体勢を整えたか
- どの瞬間で攻める/守る判断をしたか
が、スコアより先に見えてくるんです。
📝 初日の振り返りメモ(復習用)
2日目を観る前に、こういう観点を頭に入れておくとより面白くなります:
📌 守備 → 攻撃のスイッチ
📌 足の戻り方
📌 一歩目の速さ
📌 「打つ」までに整えた時間
📌 相手を崩したあと次に何をするかの判断
これらはテニスの“流れ”そのものです。スコアを追うだけでなく、流れを追う観戦ができれば、観戦スキルは一気に上がります。
🎯 まとめ|Day2は動きの質が見える日
2日目は…
- シード選手同士の戦い
- 戦術型選手の見せ場
- 若手の”勝負どころの判断”
どれも、「準備と判断」という観戦法がそのまま活きる日です。
ぜひ、“ショットの前の準備”とどの瞬間に勝負をかけているかという視点で観戦してみてください。
大きい試合の日以外でも、試合そのものが“上達の教科書”になりますよ。
📊 2日目注目カード一覧
| カード | シード | 観戦の軸 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| オジェ=アリアシム vs ボルヘス | (7) vs – | 準備の質 | セットアップの精度 |
| メドベージェフ vs デ・ヨング | (5) vs – | 足の準備 | 立て直しの速さ |
| ティエン vs ギロン | (25) vs – | 型の違い | 振り回されない瞬間 |
| デミノール vs マクドナルド | (6) vs – | 戦況判断 | 攻守の切り替え |
| ルード vs ベルッチ | (9) vs – | リズムづくり | 一歩目と重心 |
最後に:「見える人」になるための2日目
全豪オープン2日目は、派手な大逆転劇や超ビッグサーブが飛び交う日ではないかもしれません。
でも、テニスの本質である「準備と判断」を学ぶには最高の一日です。
スコアボードだけを追うのではなく、その裏にある選手の思考と動きを読み取る——そんな観戦ができれば、あなたはもう「ただのファン」ではなく、「テニスが見える人」です。
2026年1月19日、全豪オープン2日目。流れを読む目を養う一日が始まります。🎾


コメント